プジョー 5008のディーゼルとアドブルー|燃費・評判と中古の選び方

給油スタンドに停まる2代目プジョー 5008のディーゼル車

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7人乗りのプジョー 5008を中古で探していると、「GT BlueHDi」というディーゼルの個体がたくさん出てきますよね。

結論から言うと、5008のディーゼルは2代目(P87型)だけの設定で、新型(3代目)にはありません。トルクの太さと燃料代の安さは魅力ですが、アドブルーの補充や短距離ばかりの使い方には向き不向きがあります。

この記事を読めば、ディーゼルの5008を選ぶか、ガソリンや新型ハイブリッドにするかを数字で決められます。

目次

プジョー 5008のディーゼルは今も買える?

まず一番多い勘違いから片付けておきますね。

『新型にもディーゼルがあるんでしょ?』と思っている方も多いはずです。実は、2026年2月19日に日本で発売された新型(3代目・P74型)は、1.2Lターボにモーターを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドだけなんです。

先に結論
  • ディーゼル(BlueHDi)が選べたのは2代目(2017年9月25日日本発売)まで
  • 新型(3代目)はガソリンのマイルドハイブリッドのみで、ディーゼルの設定はなし
  • いまディーゼルの5008に乗りたいなら、中古の2代目から探すことになる

2代目のディーゼルは、発売時から「GT BlueHDi」として用意されていました。2021年1月のマイナーチェンジでは「Allure BlueHDi」も加わっています。

さらに「GT Line BlueHDi」「CROSSCITY BlueHDi」「Red Nappa」「Black Pack」といった特別仕様車もディーゼルがベースでした。中古で見かける名前が多いのはこのためです。

新型のパワートレインがどんな仕組みなのかは、新型5008のハイブリッドの仕組みと燃費で詳しく書いています。

世代日本発売ディーゼルの有無燃料
3代目(P74型・現行)2026年2月19日なしハイオク(55L)
2代目(P87型)2017年9月25日あり(GT BlueHDiほか)軽油(56L)
2代目ガソリン同上1.6Lガソリンターボハイオク(56L)

出典: プジョー公式リリース、主要諸元表(2代目は2023年4月版)。

GT BlueHDiのスペックと燃費はどれくらい?

ディーゼルの持ち味は、なんと言ってもトルクです。数字で並べてみると違いがはっきりしますよ。

項目2代目 GT BlueHDi(ディーゼル)2代目 GT(1.6Lガソリン)3代目 GT HYBRID(現行)
排気量1,997cc1,598cc1,199cc
最高出力177ps(130kW)180ps(133kW)エンジン136ps/システム145ps
最大トルク400Nm250Nm230Nm(モーター51Nm)
変速機8速AT「EAT8」8速AT「EAT8」6速デュアルクラッチAT
WLTC燃費16.6km/L15.6km/L18.4km/L
燃料/タンク軽油/56Lハイオク/56Lハイオク/55L
車両重量1,720kg1,600kg1,740kg

出典: 2代目は公式主要諸元表(2023年4月版)、3代目は公式主要諸元表(2026年6月版)。2代目ディーゼルの177psは2018年7月以降の値で、2017年発売時は180ps表記です。

ガソリンと比べると、最大トルクは150Nmも上なんです。7人乗って坂道を上る場面や、高速の合流で差が出やすいところですね。

2代目ディーゼルと2代目ガソリン、新型ハイブリッドのトルクと燃費の比較図

ディーゼルの燃費の内訳

WLTC燃費の内訳は、市街地13.8km/L、郊外16.4km/L、高速18.4km/Lです(2代目GT BlueHDi・公式諸元表)。

高速道路の数字が一番いいので、長距離を走る方ほどディーゼルの良さを感じやすいはずです。逆に、近所の買い物だけなら市街地の13.8km/Lに近づくと考えておきましょう。

なお、JC08燃費は2019年12月の改良で17.8km/Lから21.2km/Lに良くなっています。年式で燃費表示が違うのはこのためです。

1万km走った時の燃料の量

燃料代は単価が地域や時期で動くので、まず「何リットル使うか」で比べてみますね。

モデルWLTC燃費1万kmで使う燃料燃料の種類
2代目 GT BlueHDi16.6km/L約602L軽油
2代目 GT(ガソリン)15.6km/L約641Lハイオク
3代目 GT HYBRID18.4km/L約543Lハイオク

量だけ見ると新型ハイブリッドが一番少ないですよね。ただ、軽油はハイオクより1Lあたりの単価が安いことが多いんです。

例えば、ハイオクと軽油の単価差を1Lあたり20円と置いてみます。ディーゼルの約602L分で約1.2万円の差になり、使う量も約39L少ないので、合計ではもう少し差が開く計算です。

単価差は時期と地域で変わるので、近所のスタンドの価格で当てはめてみてください。

アドブルーの補充と残量確認はどうする?

ディーゼルの5008を検討すると、まず気になるのが「アドブルー」ですよね。

アドブルーは、排ガスの中の窒素酸化物を減らすための尿素水です。BlueHDiはこの尿素水を排気側に吹いて浄化する仕組みなので、燃料とは別に補充が必要になります。

空にしないことが一番大事

多くのディーゼル車は、アドブルーが空になるとエンジンを再始動できなくなる仕組みになっています。残量の警告が出たら、早めに補充しておきましょう。

残量の確認方法

残量が少なくなると、メーターに警告表示と「あと何km走れるか」の目安が出ます。表示の出方や意味は年式で違うので、手元の取扱説明書で確かめるのが確実です。

警告灯やメッセージの意味は5008の警告灯・警告メッセージ一覧にまとめています。

アドブルーの容量と補充の手順

アドブルータンクの容量は、公式資料で確かめきれなかったのでこの記事では数字を出しません。取扱説明書の諸元ページか、点検時に整備工場で聞いておくと安心です。

自分で補充する時の流れ
  1. 取扱説明書で補充口の位置と、使える製品の規格を確認する
  2. ガソリンスタンドやカー用品店でアドブルー(尿素水)を用意する
  3. エンジンを止め、補充口のキャップを開ける
  4. こぼさないよう、ノズル付きの容器でゆっくり入れる
  5. キャップを閉め、メーターの警告が消えるかを確認する

『自分で入れるのはちょっと不安…』という方は、ディーラーや整備工場の点検時にお願いするのが手軽です。こぼれた尿素水は乾くと白く固まるので、ボディに付いたら水で流しておきましょう。

白煙や故障が気になる時の見方

中古のディーゼルを探していると、「白煙」「故障」という言葉が目に入ってドキッとしますよね。

実は、白煙にはあまり心配のいらないものと、点検が必要なものがあるんです。

症状よくある原因どうするか
寒い朝のエンジン始動直後だけ白い排気の中の水分が冷えて見えている暖まって消えれば様子を見てよい
走行中にしばらく白っぽい煙が続く排ガス浄化装置の再生中などの可能性警告灯が出ていなければ記録しておく
甘いにおいの白煙が続く・冷却水が減る冷却水が燃えている可能性早めに整備工場で点検する
警告灯と一緒に出る排ガス浄化系や噴射系の不具合の可能性走行を控えて点検を受ける

上の表は一般的な見方です。原因を決めつけず、気になったら点検を受けておきましょう。

ディーゼルが苦手な使い方

ディーゼルの排ガス浄化装置は、ある程度の距離を走って温度が上がることで、たまったススを燃やす作りになっています。

そのため、片道数kmの買い物や送り迎えだけ、という使い方だと負担がかかりやすいんです。週末に高速道路を走るような使い方の方が、ディーゼルとの相性はいいですね。

故障しやすい箇所と修理費の目安は、5008の故障しやすい箇所と修理費にまとめています。

ディーゼルの評判は?良い声と気になる声

ディーゼルの5008について、よく聞かれる声を整理するとこうなります。

良いと言われる点
  • 坂道や合流で力に余裕がある
  • 高速の長距離で燃費が伸びやすい
  • 軽油なので1Lあたりの燃料代を抑えやすい
気になると言われる点
  • アドブルーの補充という手間がある
  • 短距離中心だと排ガス浄化装置に負担がかかりやすい
  • 同じ年式のガソリン車より新車時の価格が高かった

新車時の価格差は、2021年1月のマイナーチェンジ時点で見るとよく分かります。GT(1.6Lガソリン)が4,672,000円、GT BlueHDiが5,016,000円で、差は344,000円でした(消費税込・公式リリース)。

この差を燃料代で取り戻せるかは、走る距離しだいです。年に1万km未満なら、燃料代だけで元を取るのは難しいと考えておきましょう。

中古でディーゼルの5008を選ぶ時の注意点

ここが一番大事なところです。2代目のディーゼルは年式によって中身が少しずつ違います。

時期ディーゼルの主な変化出典
2017年9月2代目発売。GT BlueHDi(6速AT「EAT6」)公式リリース
2018年7月GT BlueHDiが8速AT「EAT8」に公式リリース
2019年12月JC08燃費が17.8km/Lから21.2km/Lに改善公式リリース
2021年1月マイナーチェンジ。顔つき・メーター・運転支援を一新公式リリース

8速ATが欲しいなら2018年7月以降、新しい顔つきと運転支援なら2021年1月以降の個体が目安です。

中古のディーゼルを見る時のチェック
  • 車検証で型式と初度登録年月を確かめる
  • 整備記録簿でアドブルー補充や排ガス浄化系の整備歴を見る
  • メーターに警告灯や警告メッセージが出ていないかを確かめる
  • 始動直後と暖まった後で、排気の色とにおいを見る
  • 前のオーナーの使い方(長距離か短距離か)を聞いてみる

2代目全体の年式ごとの違いは、2代目(P87型)の中古の選び方で詳しく書いています。

「ディーゼルかガソリンか」で迷ったら

販売店でこんな会話になることもあります。

「ディーゼルの方が燃費いいんですよね?」
「高速が多ければそうですね。街乗りだけならガソリンでも十分ですよ」

年に1万km以上走り、高速や遠出が多い方はディーゼル向きです。近距離が中心の方は、ガソリンや新型ハイブリッドも並べて考えてみてください。

在庫を条件で絞って見ると、年式と走行距離の相場感がつかみやすくなります。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

ディーゼルと新型ハイブリッド、どちらを選ぶ?

『せっかくなら新型の方がいいのかな』と迷う方も多いはずです。

新型のGT HYBRIDは5,960,000円、GT HYBRID アルカンターラパッケージは6,140,000円です(メーカー希望小売価格・消費税込・公式サイト2026年6月現在・経済変動加算額300,000円込み)。

中古ディーゼルと新型ハイブリッドの選び方を示した図解
比べる点中古 2代目 GT BlueHDi新型 GT HYBRID
燃料軽油ハイオク
WLTC燃費16.6km/L18.4km/L
最大トルク400Nmエンジン230Nm+モーター51Nm
全幅1,840mm1,895mm
補充が必要なもの燃料+アドブルー燃料のみ
自動車税の区分1.5L超2.0L以下(年36,000円)1.0L超1.5L以下(年30,500円)

自動車税は2019年10月以降に新車登録した場合の金額です。それより前に登録された個体は金額が違うので、車検証の登録年月で確かめておきましょう。

全幅は新型の方が55mm広くなっています。機械式駐車場を使う方は、ディーゼルの2代目の方が収まりやすい場面もありますよ。

新型の値引きの進め方は、5008の値引き相場と交渉の順番で解説しています。グレードごとの装備差は5008のグレード一覧で確かめてみてください。

よくある質問

新型プジョー 5008にディーゼルはありますか?

ありません。新型(3代目)は1.2Lターボにモーターを組み合わせた48Vマイルドハイブリッドだけです。ディーゼルの5008に乗りたい場合は、中古の2代目から選ぶことになります。

5008のディーゼルの燃料は軽油ですか?

はい、GT BlueHDiは軽油で、タンク容量は56Lです。ガソリンを入れないよう、給油口のキャップやフラップの表示を確かめておきましょう。

アドブルーの容量はどれくらいですか?

この記事では公式資料で確かめきれなかったため数字を出していません。取扱説明書の諸元ページか、点検時に整備工場で確かめるのが確実です。

アドブルーが空になるとどうなりますか?

多くのディーゼル車は、空になるとエンジンを再始動できなくなります。メーターに残量の警告が出た時点で補充しておくと安心です。

ディーゼルの中古は何年式を選べばいいですか?

8速ATが欲しいなら2018年7月以降、新しい顔つきと運転支援が欲しいなら2021年1月以降が目安です。整備記録簿があり、警告灯が出ていない個体を選びましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 5008のディーゼル(BlueHDi)は2代目だけで、新型にはない
  • GT BlueHDiは2.0Lで177ps・400Nm、WLTC 16.6km/L、軽油56L
  • アドブルーは空にしないことが大事で、警告が出たら早めに補充する
  • 短距離中心の使い方は排ガス浄化装置に負担がかかりやすい
  • 中古は2018年7月以降(8速AT)か2021年1月以降(マイナーチェンジ後)が目安
プジョー 5008買いたいドットコム

プジョー 5008買いたいドットコム 編集部

プジョー 5008の価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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